婆星DJ:北原みのり
婆星更新、遅くなっちゃってゴメンナサイー。金曜日から幕張メッセで「アダルトトレジャーエキスポ」というイベントが行われています。セックス産業がせいぞろいした、いわゆる「セクスポ」。日本で初めてのショーです。ラブピースクラブもブースを持っています。遊びに来てネー! 私も一日販売員やっております。幕張メッセ国際展示場9−11番。写真は、ラブピースクラブのブースです。カワイイでしょう!! しかし・・・このために、日本のセックス産業界のほとんどの人は投票に行けないのではないか、と思う。セックス産業の人こそ、政治に振り回される職業なのにね。
[OPENING]
マンションの入り口に「勝手に入るな。入ったら、警察に通報する」という張り紙を出すという案が、マンション管理組合から出ました。反対したかったのだけれど、管理組合の行った「選挙」で、ほとんど参加者がいない状況での多数決で張り紙貼りが決定しました。民主主義ってなんですか?
サユリさんのメールより。
[TOPIC 01]
★今日は、NHK国際放送アナウンサー、イム・チュヒさんにいらしていただきました。イムさんは1981年、16歳の時に日本にやってきました。当時、韓国は自由に外国にいける状態ではありませんでした。イムさんの世代は、学校教育で、日本のことを「悪魔のような国」と教わっています。日本に来るのが本当に怖かったと話してくれました。
私とイムさんは、ここ婆星収録スタジオで出会いました。私がスタジオの外で何か作業をしていた時、スタッフと打ち合わせをしていたイムさんの怒り声が聞こえてきたのです。ちょうど、統一地方選挙の時のことで、「外国人」と「選挙」というような話から、凱旋カーの意味ってなに? というような話まで。その怒り声はとてもストレートで、いちいちごもっとも、という感じで、スーっと耳に入ってきました。きちんと怒ることができる女性はかっこいいよね。と思いながら一方で、日本人は仕事の場で、”そういう話”ってあんまりしないよな。友だちどうしでも、あんまりしないよな、と気がつきました。そのくらい、チュヒさんの怒りは、そういう職場でとても新鮮に、そしてかっこよく、私には見えたのでした。
そのチュヒさんともっと話したい! という思いで、本日はお招きしました。ふだんは私もあまり政治の話はしません。よほど、気心が知れている友だちじゃないとできない話題だと思っていました。それでも今日は、イム・チュヒさんと一緒に、政治のことをたくさん話したい! 韓国で子ども時代を過ごしたチュヒさんですが、人生の半分以上を日本で過ごした今、日本はどのように見えるのか、そんなことも聞いていきたいと思います。
[TOPIC 02]
★韓国を旅行するとつくづく思うのだけれど、みんな本当に政治の話が好き。大変な歴史を生きてきた韓国人にとって、政治と生活は本当に密着しています。もちろん日本でも政治と生活は密着しているんだけど、なんとなく実感がわかない・・・自分の一票に意味を持てない、っていう人は多いんじゃないかしら。
イム・チュヒさんと話していると、色んな気持、色んな疑問がわいてきます。もっともっとお話ししたい・・・という思いで、今日の番組は1時間近くになっちゃった・・・。最後まで聞いてもらえるかしら?
[ENDING]
私たちにとって、「戦争」とはどういう体験なのか。ということをもっともっとチュヒさんと話したい、というような気持になりました。8月になったら、戦争特集をしよう! とも。ぜひ皆さんの「戦争体験」を教えて下さい。また、「選挙」に関して、メールを下さった方、ありがとうございます! いただいたメールは全部、読んでいます。これからもどうぞよろしくお願いいたします! 北原みのり