婆星DJ:北原みのり
8月3日金曜日、北海道札幌は、ヘブンズドアカフェで、トークショーをしました。内容は「セクシュアルマイノリティと就職活動」。職場は生活の多くの時間を費やす場。どんな仕事をしたいのか、どんな風に仕事をしていくか。そんなことを、札幌でゲイバー、カフェ、ショップ等を経営する実業家ケンタさんと、レズビアンのカルチャーを先導するカネゴン、そして札幌レインボーマーチの人たちとお話しました。写真は、ヘブンズドアのオーナー&シェフであり、札幌のレズ番長、カネゴン。下の写真は、カネゴンが連れていってくれた「キバラシ」というお店の海鮮丼。高さ20センチ・・・はあったよぉー!
[OPENING]
北原みのり、36歳。夏に思う、3つのこと・・・。
[TOPIC 01]
★セクスポに来てくださったみなさん、ありがとうございました。このセクスポ、私にとってはとても大きな意味のある機会になりました。日本で初めての大きなセクスポ、ということで、一応、女のセックス産業界の「第一人者!」であるワタクシが出ないわけにはいかないでしょー、と張り切って出かけたのですが・・・。ものすごく考えさせられる機会になりました。女だけで働くことの意味、大きな男マーケットの中で離れ小島のように女のセックスグッズショップをやっていることの意味、そして女の経営者としての判断とは・・・。はい。バイブ屋11年を経て思うこと、たくさんありました・・・。
[TOPIC 02]
★最近気になる芸能人、IKKO。あの人、容姿コンプレックスをすごく強く持った、というか、本気で「フツー」の女が持つ容姿コンプレックスを、にじみ出しちゃっている人、に見えます。なぜそう見えるのか。そして・・・骨太の私は・・・IKKOに似てる・・・ような気がする・・・・。
[TOPIC 03]
★尾辻かな子さんが、落選しました。私ががっかりしていると、ストレートの友人は言いました。「あの人、本気で受かる気あったの? えー、ビックリー」と。それって、どういう意味? と驚いたのですが、確かに、ストレートにとって、尾辻さんの言葉は届かなかった、というか、尾辻さん自身が相手にしていなかった。それでも、マイノリティがマイノリティのためにマイノリティに向かってマイノリティだけで運動することの、限界のようなものってあるのかもしれない。今回の選挙はそんなことを考えさせられたのでした・・・。
[ENDING]
メール、いただいている方、なかなか読み上げられなくてゴメンナサイ。でも、全部、読ませていただいています。ありがとうございます!