婆星DJ:北原みのり
[OPENING]
★こんにちは! 「毒婦。」読んでいただいている方、感想を送って下さった方、本当にありがとうございます。今日も、毒婦トーク。木嶋佳苗が「裁かれた」のは、いったい何だったのか。
裁判を傍聴しながら、ふと、「この裁判って、何を裁いているんだっけ?」と不思議な気持ちになることがありました。というのも、「殺人事件」を裁いているはずなのに、検事が怒り責め立てるのは、不思議なことに「佳苗の愛」だったり、「佳苗の貞操」だったりするわけです。物的証拠がほとんどない状況で、「殺人」を立証するために”照明”されたのは、佳苗の、セックスの価値観であり、佳苗の男性への冷たさでした。
そして私は傍聴席にいながら、ふと、考えます。二股かけるのって罪ですか? かけもちして恋愛するのって、そんなに悪いことなんでしたっけ? ドキドキします。恋人に嘘をつくのも、犯罪ですか? 男性を”たてない”のは、怒られるようなことですか? 佳苗の裁判が終わると、だから私はいつも、女友だちと話したくなりました。ねぇ、ねぇ、聞いて。今日はこんなことがあったんだ。ねぇ、あなたはどう思う?
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