vol. 141
現役の女

婆星DJ:北原みのり

[OPENING]

★「女性誌」をいろいろと読む仕事がありました。ふだん雑誌をあまり買わないのですが、これほど「刺激的」で「欲望」に満ちあふれた世界があったのね・・・と、ふふぁー、とため息をついてばかり。あまりの情報量に、クラクラしている中、話しました。のせいか、なんだか混乱気味の今週の婆星。「女性誌」から考える、「女であり続けること」の正体とは?!

[VERY]

★小倉千加子さんは著書「結婚の条件」の中で、少子化対策を効果的に行いたいのであれば、「VERY」を無料配布すればよい、と書いていらっしゃいました。確かに、「VERY」、今更ですが、驚きの雑誌でした。「私のキレイが家族の幸せ」・・・これサブタイトルです。少し前、というよりも今もほとんどの男にとって、「キレイ」のところには「笑顔」が入るのではないか、と思えば、笑っているより、「キレイ」でいる方がまだ「欲望」に正直だな、と思いましたが・・・。「よい結婚」こそが幸せの条件である女の世界。その世界で、女の人たちはこう叫びます。「一生、女でいたい!」「一生、現役でいたい!」・・・この場合の「女」とは、どういう”女”のことを言うのでしょう?

[女は女に生まれるのではない・・・]

★私はいつ、女になり、いつ、女にならなかったのか。そんなことを考えます。みなさんは、いつ「女」になりましたか? そして、どんな「女」になったのでしょう?

[ENDING]

★「女でなくなる」というのは、「フツーの女」よりもさらに「社会から軽んじられる」存在になる、ということ。男に求められ、欲望されない「女」に向けられる視線というものがいかに残酷なものであるか。それを「女」は知っているから、「女でいたい!」と叫ぶのかもしれません。

番組中に出てきたもの

■VERY■

光文社から出版されている女性誌。今の表紙は井川遥。年収の高い男性と結婚して、子どもがいて、キレイな私、というのが「幸せの形」ということを教えてくれる雑誌です。最新号の特集は「家族の”絆”は、旅で深まる!」

 

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