vol. 222
婆星VOL.220 田房永子&北原みのりが語る「女の平成史」

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※お知らせ 今回の放送からYouTube を利用しています。itunes,podcastではなくYouTube画面からお楽しみ下さい。

https://youtu.be/Ojgc1wvxT8Y

ご無沙汰してしまいました。お元気ですか? 婆星ラジオDJの北原みのりです。

初めての方も、そうでない方も、どうぞよろしくお願いいたします。

婆星は、その昔、I都知事という方が「閉経した女は◯×△$$#”!!」(←口にもしたくない)ということを仰って、ああこの社会で女が年を平和に重ねていくのは難しいなぁ、嫌な社会だなぁ、婆が元気じゃない星に未来はねーだろ! という思いを込めてつくった番組です。

当初は、誰が聞いて下さっているのか分からずに、一人で好き勝手なこと色々お話していました。私がインターネットで仕事をはじめたのは、20年以上前ですが、当時の私はインターネットって、軽々とすいすいと泳ぐように渡っていけるものだと思っていました。自由に優しく、色んな言語で、多くの壁を越えて、会いたい人に簡単につながる最高の場だと思ってた。ところがどうでしょ。今の時代、泳ぐというよりは、重たい住人が呪詛吐きながら怒り狂い憎しみ・・・という感情の渦に放り投げ出されるような、そんな場になってしまっている面もあるように思います。特に、物言うマイノリティは辛いよね。物言う女は面倒な目に巻き込まれるよね。

そんな怖さを感じつつ、それでも、やはり言いたいことは言いたいよね、変だと思うことは変だよね、と言い合える女友だちとの場が私にとっての婆星でした。久しぶりの再会に、大切な友人の田房永子さんが参加して下さいました。タイトルは「女の平成史」。平成、もう28年です。歴史として語るには早いけれど、語らなければなかったことにされてしまうくらいにリアルな女の性の問題を、二人でいっぱい話しました。

久しぶりだったことと、そして大勢の方の前でお話したので、聞き返すと私がとても緊張していて、なんだか自分の言ってることに笑ったり〜、興奮し過ぎてたり〜、恥ずかしい面多々ありますが、田房さんのお話はホント、面白いよ。最後までぜひ聴いて下さいね!

今回から、YouTubeでラジオ放送します。

https://youtu.be/Ojgc1wvxT8Y

当日はこんな雰囲気でのトークショー。多分、OLIVE史上、最も高い人口密度で、写真を撮るスタッフが動けなくて、この角度だけの写真になってしまいました・・・。はぁ〜、熱くて、ほんと楽しい時間でした。いらして下さった皆さま本当にありがとうございました。そしてお話伺ったのに、番組中に放送できなかった3名の方に、改めてお詫びとお礼です。そして、田房永子さん、ありがとう。そしてそして20周年を一緒にお祝いできたスタッフにも感謝。

長生きしましょうね! 婆が元気じゃない星に、未来はないから!

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番組中に出てきたもの

田房永子さんの新刊です! 収録中も女が「キレる」ときの意味、傾向と対策について話しあいました。

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今日のゲスト

田房永子さん

田房永子さん

漫画家・ライター

1978年 東京都生まれ。漫画家。武蔵野美術大学短期大学部美術科卒。2000年漫画家デビュー。翌年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。2005年からエロスポットに潜入するレポート漫画家として男性向けエロ本に多数連載を持つ。男性の望むエロへの違和感が爆発し、2010年より女性向け媒体で漫画や文章を描き始める。2012年に発行した、実母との戦いを描いた「母がしんどい」(KADOKAWA 中経出版)が反響を呼ぶ。著書に、誰も教えてくれなかった妊娠・出産・育児・産後の夫婦についてを描いた「ママだって、人間」(河出書房新社)がある。他にも、しんどい母を持つ人にインタビューする「うちの母ってヘンですか?」、呪いを抜いて自分を好きになる「呪詛抜きダイエット」、90年代の東京の女子校生活を描いた「青春☆ナインティーズ」等のコミックエッセイを連載中。

撮影:矢部朱希子

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